いけばな歳時記(ちゃわんばす)広瀬典丈




ちゃわんばす

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広瀬典丈

はすは花も葉も美しく、花の散った後のはちすの実もよく使われます。7〜8月に花をつけますが、切り花にすると水揚げできないので、葉も花もポンプで水を注入してから活けます。
古典的な活け方としては「三世」などと言って 、開き葉・開花(現在)、破れ葉・枯葉・ハスの実(過去)、巻葉(未来)を組み合わせる手法があります。
作例のちゃわんばすと呼ばれる矮性のはすは、大きさも手頃で活けやすく、がまなどと合わせるのにも向いています。

花/姫がま、ちゃわんばす

器/銹花マット釉手捻り花器(藤平正文作)

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