いけばな歳時記(ほおずき)広瀬典丈




ふとい


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広瀬典丈

ほおずきはなす科のの多年草で、初夏から秋にかけて花が咲いた後、赤い実を包む袋状のがくがオレンジ色に熟します。その形を盆の死者送りの提灯(法灯)に見立てて飾る習慣もあります。
花材の傷みやすい夏場に、日持ちも良く水から離したり、「主材」・「客材」、どちらにも使えるほおずきはとても重宝です。
今回は 、ガラス花器に水ををはって、レンズ効果を見せる演出ですが、ほおずきをほとんど水から出すことによって、水の腐敗も最小限にしています。

花材/ほおずき
花器/ガラス花器

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