いけばな歳時記(のりうつぎ)広瀬典丈




のりうつぎ


←前 のりうつぎ→次
広瀬典丈

のりうつぎは、あじさいの仲間で、7〜8月頃、白い花をつけます。根の粘液を和紙の糊に使うことから、糊空木(のりうつぎ)と呼ばれます。
作例は、残暑の残る2005年9月23日、「愛・地球博」長久手会場国連館の応接室に活けたもので、剣山は使わず、まだ赤く色づく前の野ばらの枝・実を組んで、その間に、葦とのりうつぎを差し込んでいます。
のりうつぎは季節の変わり目で少し黄味をを帯びてきていました。

花材/のばら、あし、のりうつぎ
花器/染付葉脈文鉢(広瀬さちよ作)

↑ページ頭に戻るhead