晩夏から秋にかけて穂をつける稲科の代表的な花材です。野取りのすすきは十数cmも空気を吸うこともありますから、水切りではそれ以、20cmほど切るのがお勧めです。稲科植物の水揚げは水切りの後、希酢酸
か酢につけます。
作例は、くわずいもの葉の半面に窓を作り、そこからすすきの穂を覗かせるパタンを3つ反復しています。「覗き見」は、「片身替わり」などでもよく使われる演出です。→Course5
すすきや、葉の中を切ったくわずいもの水揚げを心配されるかも知れません。しかし、あらかじめしっかり水揚げしておけば、けっこう持ちします。
花/くわずいも、すすき
器/焼き締め二口投入花器
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