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(1)水仙葉組みの基本
水仙は根本の白い部分(袴と言う)1株の中に、1花4葉(3葉・5葉もある)が収まっています。水仙の「葉組み」というのは、葉のねじれを取り、葉の質感を損なわないように矯めなどを加えて、美しく整える技法です。「出生」の観察から、冬の花は葉よりも低く、春は花を葉よりも高くいける等、季節感の演出を強調する流派もあります。
まず袴を揉みほぐし、中心の花茎、葉を手前内側から順に抜き取り、高低をつけて組み直した後、袴に通すのです。順番に説明しましょう。 ▲
↑Photo4 順に同じ向きに重ねそろえる。 |
↑Photo5 よじれを捻り戻す。 |
↑Photo6 よじれがなくなる。 |
↑Photo8 外葉内葉を合わせ、しごきつぶしてくっつける。 |
↑Photo9 外葉内葉のセットを丸めはかまをはかせる。 →Photo10 葉の高さを決める。 |
↑Photo12 花茎を葉の間に入れ、引き込む。 |
←Photo15 足元に枝を足す。
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↑Photo13 テープで |
↑Photo18 又木に挟み込んでまとめる。 |
↑Photo19 葉先を矯めてかたちを整える。 →Photo20 完成。 |