○「はなを軽快にいける」というのは抽象的なテーマみたいですが、店のディスプレイやパーティなどの演出でも、置かれたものは、その場所と来客との関わりに影響し、イベントのイメージを決定します。
○「軽快さ」は、そうした「場所・関係を作り出す」だけでなく、そのものの持ち味です。以下具体的な方法を5点ほど上げてみます。
●作品中心が上に来ると、見る側の視点も上に上がり、動きのある引き上げられるような軽快感が生まれる。
●花材を少なく整理して使い、空間(特に下部)を多くする。
●花材の方向性を上方に向け、遠心的に使うと舞い上がるような効果 が出る。
●花材を円、渦巻き、らせん、不定形の流れなど、動きのあるものにすると軽快感が出る。(特に動きが上方に向けられると効果
的)
●花器は小、底面小、足つき、明色・光沢・透明などが有効で、水を見せるのも良い。