広瀬さちよ 釉裏彩磁器(水無方藍窯)の世界


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小池写真事務所
(小池聡)

広瀬さちよ(Sachiyo Hirose Works)

さちよは、水無方藍窯絵つけをしています。
磁器はきめ細かな白い肌合いを持ち、固く清潔な材質で、絵つけ彩色に最適です。
09年3月15日、伊勢せきや制作TV番組「一芸一流」(CBC中部日本放送)出演。 PDFファイルはこちら→
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広瀬さちよ

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広瀬さちよデッサン集

水無方藍窯

広瀬典丈・広瀬さちよ陶磁器作品ギャラリー010203040506073456
陶芸の里を訪ねて 内田理奈インタビュー

著 作

"釉裏の華"12345
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1950年
岩手県釜石市生まれ。

 

1970年
染色杉村で、テキスタイルデザインを学ぶ。
  1972年〜
瀬戸窯業訓練校、京都の窯元(叶松谷・絵師岸上栄三氏)・京都府陶工訓練校で作陶、絵付けを学ぶ。
  1977年〜
名古屋市で独立、猪高窯(いだかがま)開窯。名古屋で初展示会。以後、各地で毎年数回作品展を開催。

朝日陶芸展出品作
1978年
岐阜市で4人展。
1979年 朝日陶芸展入選中日国際陶芸展入選
9月、東京銀座で初展示会。10月、一宮名鉄丸栄で二人展開催。(87年6回まで)
 
1980年
5月、岐阜近鉄画廊で二人展開催。(98年14回まで)
東京赤坂乾ギャラリー銀座松屋で二人展開催。以後銀座松屋で25回開催(02年まで毎年。以後隔年。)
1981年 日本新工芸展入選。 大坂梅田阪急百貨店で二人展開催。以後13回開催(01年まで)

「婦人画報」
「SOPHIA」
1984年
名古屋三越星ヶ丘店で二人展開催。(91年8回まで)「婦人画報」84年12月号に『女流陶芸家の「器と料理」』特集掲載。
1985年
大坂梅田阪急湖二人展で、陶磁研究家藤岡了一氏の推薦文をいただく。
1986年
3月、横浜三越で二人展開催。(89年4回まで)。5月、盛岡かわとく壱番館内丸店で二人展開催。以数年置きに継続。《風のグラフィティ》インタビュー(IBC岩手放送ラジオ)7月、仙台三越で二人展開催。(99年2回まで)。
1987年
「器のオブジェがあってもいい」婦人雑誌「SOPHIA」87年5月号の器特集掲載
1988年
宮脇綾子氏と
5月、アップリケ画家宮脇綾子氏の作風に傾倒。絵付けに小紋を入れるなど、手法を取り入れる。
1989年 4月、新潟三越で二人展開催。(以後継続5回開催)。

東部の人
1990年
CBC100%女性クラブ
9月、CBCテレビ「100%女性クラブ」ゲスト出演。10月(株)北村土地が発行するパンフレット「東部の人」70号で紹介される。
  1991年
5月、福岡岩田屋ニックで二人展開催。以後岩田屋本店も含め03年まで4回開催。雑誌「食器」134号(総合通信社)に特集インタビュー掲載される。

産経新聞コラム
1992年
1月、小倉玉屋で二人展開催。1月、小倉玉屋で二人展開催。7月、高松三越で二人展開催。以後04年まで4回開催。8月、名古屋丸栄で二人展開催。以後95年まで3回開催。産経新聞コラム「美のかたち」掲載。
1993年
4月、千葉三越で二人展開催。10月、広島三越で二人展開催。以後00年まで8回開催。文芸評論家 福田和也氏の推薦文をいただく。
  1994年
3月、浜松ギャラリー汎で二人展開催。以後98年まで2回開催。京都大学工学博士 山本徳治氏の推薦文をいただく。12月、神戸阪急で二人展開催。以後99年まで4回開催。

五百住乙人氏
1995年
5月、名古屋市郊外の豊明に窯を移築、開窯。(水無方藍窯)5月、中部近鉄四日市店で二人展開催。(00年5回まで)洋画家 五百住乙人氏の推薦文をいただく。
1996年 名古屋市郊外の豊明に窯を移築、開窯(水無方藍窯)。岩手県の委嘱で「銀河系岩手大使」(岩手県の紹介と県産品のモニターなどをする。(2006年迄) 煎茶道 高取友仙窟氏の推薦文をいただく。10月、静岡松坂屋で二人展開催。以後00年まで、3回開催。
  1997年
5月、名古屋松坂屋で二人展開催。以後第10回(2006年)まで毎年開催。工芸家 田所茂晃氏の推薦文をいただく。
1998年 岩手県広報誌「ほんだ ほんだイワテ」3月号コラム「愛ランドいわて」掲載

上海ART FAIR'99
1999年

鯉江良二氏

陶芸の里を訪ねて

2000年
陶芸家 鯉江良二氏の推薦文をいただく。7月、岐阜文錦堂ギャラリーで二人展開催。以後03年まで3回開催。8月、豊橋丸栄で二人展開催。以後、毎年開催、9回。
2001年
2002年
加藤卓男氏
4月、盛岡川徳で二人展、以後隔年開催、3回。陶芸家 加藤卓男氏の推薦文をいただく。11月、近鉄奈良で二人展開催。やきものネット「陶芸の里を訪ねて 」インタビュー掲載
2003年 京都府立陶工高等技術専門校『陶工だより』第10号「修了者の便り」掲載。 5月、大坂心斎橋大丸で二人展開催。松山三越で二人展開催。7月、広島福屋で二人展開催。8月、新宿三越で二人展開催。

達人File


上海鼎杰画廊TV取材

「一芸一流」
2004年
6月、仙台FUJISAKIで二人展開催。以後隔年開催、3回。和紙工芸家 山内一生 氏の推薦文をいただく。
2005年
4月、池袋東武で広瀬さちよ作陶展開催。以後4回開催。。ぎんがのVol.7 05年7月「銀河通信局Interview」掲載染職工芸家 福田喜重氏の推薦文をいただく。
2006年
2007年
7月、「豊明商工会ニュースNo.123」達人File掲載。8月、神戸大丸で二人展開催。8月、広島天満屋で二人展開催。
2008年
9月、中国上海鼎杰画廊で二人展開催。陶芸家 飯田 眞人氏の推薦文をいただく。
2009年 3月15日、伊勢せきや制作TV番組「一芸一流」(CBC中部日本放送)出演。 PDFファイルはこちら→
2010年 11月、名古屋松坂屋で二人展開催。
2014年 2月、名古屋松坂屋で二人展開催。
2015年 1月、池袋東武で広瀬さちよ作陶展開催。
中日国際陶芸展、朝日陶芸展、日本新工芸展、光風会展、長三賞陶芸展、日清食品麺鉢大賞、染付公募展・瀬戸等入選、やきもの染付コンペティション、銀賞・新染付表現特別賞・後援者特別賞・審査員特別賞、入賞。

   

銀河通信局Interview

ゆったり・ぬくもり岩手の旅 GINGA-kei IWATE Tourism Magazine ぎんがの Vol.7 05年7月発行より


Photo撮影・小池聡 小池写真事務所(小池聡)

(上)釉裏彩観世水文水指ゆうりさいかんぜすいもんみずさし釉裏五彩に加え群青や金赤なども用いた器は、染め付けとはまったく違う雰囲気が魅力。表面の色彩は器の内側にもにじみ、思いがけない楽しさが生まれている。
(右上)染付銀彩流水文大鉢(そめつけぎんさいりゅうすいもんおおばち)日本の伝統的な意匠のひとつである「流水文様」を大胆にアレンジした絵付けは水無方藍窯のオリジナル。様々な種類・形の器に用いられている。

 中世、窯業が行われていた愛知県豊明市に窯を作り、磁器を焼いています。夫がろくろ成形と焼成を行い、私が絵付けをしています。
 特徴は「紬裏彩」という色絵磁器であること。
 紬裏とは絵の具の上に透明な釉薬を被せて焼く技法で、藍色に発色する呉須のほか銅を含む釉裏紅の紅、銹花のさび色の三色が古くからある技法。ここに私たちは緑や黄色・紫・えんじ・群青などを加え、さらに上絵や金銀彩なども施しています。
 出身地は釜石市なんですが、東北人の好みはどちらかというと地味ですか?私は華やかな色彩が好きなんです。岩手の長い冬を越えた春、あの一気に変化してゆく季節への嬉しさが私の絵付けには現れているのかもしれません。
小さな頃はいつも外で遊び回っていました。遊び場はすぐそばにあった釜石の海。だからでしょうか、気付くと私の絵付けには流水文や観世水といった水のモチーフがとても多いんです。生まれた場所の記憶というものは、どこで暮らそうとも切り離せない。普段は全然意識していないんですが、作品が出来上がった時、自分の根っこを感じてしまいますね。
夫とも、いわば岩手が縁だったようなもの。彼は岐阜県出身なんですが、宮沢賢治に興味があったり佐々木喜善の「聴耳草子」を持っていて、初めて京都の訓練校で出会ったときもすぐ話が弾みました。私の父は遠野の出身で、昔話は子供時代によく聞かされていました。あの「遠野物語」にあるような世界が日常に根付いていたんです。岩手には独自の素晴らしい文化がある。それを誇るべきだし、もっとアピールしていくべきだとも思っています。
 銀河系いわて大使の仕事は1996 年からしていますが、関わるようになってみて、改めて岩手っていろいろな「素材」を持っている土地だなあと感じます。食文化も豊かですね。魚・貝・ホヤやわかめなどの海産物。山ではりんご・胡桃・蕎麦・山菜類も豊富です。私自身も大好きですし、最近は雑穀もブームになっていますよね。
もちろん手仕事も魅力的です。南部鉄器は我が家のすき焼き鍋として活躍していますし、汁碗は長年の友人でもある東北巧芸舎のふき漆。同じ作り手として、いつか岩手の作家ともコラボレートしていければいいなと思っています。
 7月には、盛岡市でひさしぶりに作品展を開きます。前の作品展の時は北上駅で途中下車してみたのですが、ちょっと歩くと北上川が流れていて、その流れがとうとうとして引き込まれるようで、とてもいいんです。ちょうど桜の時期でした。身を委ねて静かな安らぎの中に包みこまれる感じ。もし機会があったら次は遠野に行きたいと思っています。りんご園の小径や馬洗いの小川、ずいぶん行っていないのですが、変わらず迎え入れてくれると思う。遠野は以前からレンガを焼いていた場所ですから、その土にもさわってみたいですしね。
 これからも紬裏彩を生かした仕事は続けていきたいと思っていますが、絵付けのテーマとして今気になっているのが「聴耳草子」。子供の頃からの身近な世界ですし、村のありふれた世界に、ふっと不思議な非日常が入り込む瞬間、そうした断片を切り取って絵にしたら、きっと面白いと思うんです。いつになるかはわかりませんが、こうして自分が何か感じとったものを、ずっと描いていければと思っています。

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